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麻酔と夢
手術が終わった時、麻酔の先生は
「えぇ夢、見られたやろ（笑）？」
とおっしゃった。
夢の内容はおぼえてないけど、何か楽しかったのは確かだ。
同時に、
「Z先生、どこにいるの！？」
っていう気持ちになった。
実際にZ先生が近くにいてくださることが分かると、とても安心して笑顔になることができた。
手術の前、外回りの看護師さんが
「導入始めます」
という電話を、Z先生にかけたら応答がなかったそうだ。
麻酔の先生が、
「Z先生の顔見てから、眠ろうね。Z先生が来はるまで待とう」
って言ってくれはった。
その後、すぐにZ先生が入室されたので、待ったのは短い時間だったけど、
「Z先生、どこにいるの！？」
という気持ちは、そのことと関係あるのかなぁ？
「麻酔で眠っていたときの夢って、何やったんかなあ？」
それは謎のままだけれど、「何か楽しかった」という感覚と、目が覚めたときの色々な気持ちは、今も思い出すことがある。
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