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今日から病気も友達 (MyISBN - デザインエッグ社)

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怪しい受診日記

2014年3月11日

K先生の診察へ行った。

まず聴力検査。検査技師さんとお話する。

「聴力検査は何度かされていますね?」
「はい。将来はS村河内さんのようになりたいです」
「ははははは(笑)」
「ははははは(笑)」
「では、検査を始めますね。はははははは(笑)」

気道聴力検査(マスキングなし)→ 気道聴力検査(マスキングあり) → 骨導聴力検査

「はい、お疲れ様でした」
「ありがとうございます。S村河内さんになれるでしょうか?」
「K先生にお聞きくださいね」

K先生の診察室へ。
前提として、他の科の症状(今は伏せます)のために、いつもような調子では話せないことをお伝えしていた。

「聴力はいいねぇ」
「ありがとうございます」

撮影!



「ノートには、なんか書いとこか?」

ノートを渡す。

「耳のHPは続けてな?」
「……」
「大変なこともあると思うけど、やっぱり誰かの役には立ってると僕は思ってるから。大変な面というか、嫌なこともあるやろうけど」
「……」
「いきなり病気って診断されて動転している人にとっては、経験した人の情報って役に立つわけやし」
「……あの……(事情説明)」
「そりゃあ、ふゆうさんが入院中とかは、対処できなくても仕方ないやん」
「……」
「それは、ふゆうさんが気にすることじゃないよ」

「あの……(他の事情説明)」
「それは、耳鼻科領域ではないよな」
「……」
「それで、取り返しのつかないような、何かが起こったとかということがあるの?」
「……」

「まぁ、S村河内さんのような人も出てきてなぁ(笑)」
「あの」
「はい?」
「さっき、検査技師さんに『S村河内さんのようになれますか?』って聞いたら、先生に聞いてくださいねって言われた」
「まぁ、真面目に聴力検査を受けてるという、その姿勢がある限り、S村河内さんにはなれないな」

結局、「耳のHPは続けます、頑張ります」っていう答えができなかったことが、今もって申し訳ない。もう少しだけ時間をくださいね。

「さて、これから少し遠くへ通ってもらうことになりますが」
「はい」
「なんか、そのエリアのこと知ってるって?」
「はい。父が児童養護施設を出ているんですけど」
「うん」
「その施設があったのが、その近くです」
「……『あった』?」
「あの、今でいう里親型のグループホームが何軒も集まってる感じやったんです。でも、今は大舎制の大きい施設に変わって、移転もしてて。父とかを育ててくれた先生(実際には「○○ホームのお父さん、お母さん」と呼ぶ)は、もう引退してはって、もとの地域に住まわれているとか、あるいはもう天国へという先生もいます」
「そうでしたか」

「自宅の近くに、ホームドクター的な、困った時に駆け込めるというところは、ある?」
「今、耳鼻科ということでは、ないですね」
「そうか。まだ断定はできないんだけど、他の通院の仕方があるかもしれませんから、考えておきますね」
「ありがとうございます」

私としては、たまに電車に揺られて遠くへいくのも、嬉しいものなんですけれどね。


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2013年12月10日

K先生と「12月10日に診察に行きます」と約束をしていた。

しかし、2日前になり乳房から出血。
「痛みがこれだけはっきりあるので、心配な出血ではないと思います。ちょうど外科のS先生の診察があるので、念のためお話しして来ますが、万が一、K先生のところへ行けなくなったらごめんなさい」と連絡する。

9日、外科のS先生の「心配ない」という判断を頂き、10日にはK先生の診察へ。
(乳房の手術について知りたい方は → 乳腺外科で手術を受けた話 をご覧ください)

まず聴力検査をしていただく。

気導聴力検査をした。
「左右差がありますので、マスキングをして検査します。左右差が大きい部分もあるので、マスキング音に驚くことと思いますが、がんばってください」
「はい。覚悟はできています!」

でも、マスキング音が実際に流れたとき、もう驚いたこと、驚いたこと!
思わず、左足を跳ね上げてしまい、空いた方の手(ボタンを押さないほうの手)で胸を押さえるほどに驚いた!
「ごめんなさいね、驚きましたね」
「いえ、こちらがリラックスしてしまっていたので。こちらの油断が原因です。ごめんなさい」

この後、骨導聴力検査をする。

検査が終わってK先生の部屋へ。

「おはようございます」
「はい、おはよう」
「あの、マスキングの音が、めっちゃすごかって、泣きそうになったの!」
「びっくりした?」
「うん、めっちゃびっくりした!」
「ちょっと待ってな……(カルテを開ける)……マスキングは1000ヘルツと8000ヘルツ」



「あの、1000ヘルツのほうが『それなり』やったから(それほど大きくなかったから)、8000ヘルツのときびっくりして」
「でも、波形としては前と同じようなM字型」
「はい。いい感じです!」

「で、乳房の出血どうなったん?」
「やっぱり、痛みがこれだけある以上は、大丈夫やろって」
「それはよかったね。どうやって対処するの?」
「痛みを抑える、ボルタレンSRとかで。熱とか膿とか出てくるようなら、話は変わって来るけど。あの、昨日はTシャツ、そのまま持っていったんですよ」
「びっくりされた(笑)?」
「いえ、いつも写真を撮ってるだけに、そこまでは驚かれなかったです(笑)。昨日は、予約の時間が早くて余裕がなかったんで。一応ビニール袋に入れて行ったし」

「耳鼻科としては、薬はどうしてたっけ?」
「イソバイドをもらってて」
「(オーダリングシステムを開けながら)前と同じでいいんかな?」
「はい。希望としたらXXX」
「ふーん(笑)」

「精神科の先生に聞いたんですけど」
「はい」
「もし、XXXの系列のお薬が必要な方が来たとするじゃないですか」
「……」
「そしたら、『外来の患者さんには、YYYのほうが無難な気がする』って先生が」
「……その情報を、僕はいつ役立てたらいいん(笑)」
「いや、でも、あの、ほらXXXが、なんでメニエール症候群に適応あるのかというと」
「え? あるの?」
「ありますよ! (興味がある方は→ メニエール病と薬をご覧ください)」
「……失礼しました(笑)」
「で、なんで、適応あるかっていうと、ZZZという症状をわりと抑えてくれるそうなんですよ」
「ほぉ」
「でも、その同じ効果を狙うんやったら、YYYのほうがいいけど」
「YYYはメニエール症候群には?」
「適応ないんですよ」
「ははははは、ややこしいな(笑)」

「で、なんか」
「はい」
「私が今まで言ってきたことは、全て妄想かもしれないから」
「……」
「XXXを」
「出しません(笑)。今、どこかでもらってるの?」
「いえ、誰にももらってないです。っていうか、誰もくれないんです」
「……ふっ(笑)……ふっ(笑)、じゃあ僕も出さない」

「あ、あとソ□□ンをもらって幸せな気持ちに!」
「ソ□□ンとかア◇◇は、手術前の患者さんに必要な場合もあるからね」
「昔、婦人科で打ってもらったことあって」
「うん、痛みが強かったら打つかもしれへんな」
「で、そのまま処置の部屋で、3時間寝て」
「大迷惑やな(笑)」
「うん。婦人科の先生が『よぉ、こんな環境で爆睡できるなぁ』って笑ってはって」

「じゃあ、年明けには色々あるやろけど、がんばって! 環境が変われば、新しいネタも色々出てくるかもしれへんからな(笑)」
「なんか、普通の人間なのに、理由もなく、おもろい人と思われているような気がする。妄想かも。だとしたらXXXをもらうと解決……」
「それが事実なんだから、どうしようもないね。昔からホームページとか、そういうおもろいの、作ってた人やったし!」
「ぐあぁ」

K先生、今年もお世話になりました。
K先生と私は10歳くらい離れているけれど、「K先生の36歳と、自分の36歳」を比べたら、K先生の足元にもおよばないくらい、自分は小さいなと思います。

良いお年をお迎えください。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


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2013年10月15日

耳鼻科のK先生のところへ行った。
先に聴力検査を受けておく。

気道聴力検査 → マスキングありの検査 → 骨導聴力検査

気道聴力検査が終わった時、技師さんが次のように言ってくれた。

「これから、左右の聴こえの差が大きい周波数について、左耳に雑音を流しながら検査します。左耳の聴こえがいいので、相当びっくりすると思いますが、がんばってくださいね」

事前に言ってくれたので、びっくりはしなかった。でも、音を聴いているというより、耳をマッサージされているかのような勢いがあったことが、新鮮だった。

診察室へ呼ばれる。

「ふゆうさん」
「おはようございます」
「はい、おはよう。久しぶりやなぁ。(新しい名札を見せながら)Kと言います(笑)」
「よろしくお願いします(笑)」

「さて、聴力検査ですが」
「おぉ、何か見たことのない波形が!」
「ほんまやな。でも、このくらいなら病的でない変動の範囲かと思いますね」
「撮っといていいですか?」
「あぁ、どうぞ(笑)」



「で、今までの話の流れを一度つかみたいんですが」
「あの、手紙を書いて来ました!」

●7月17日に退院して以来、食欲が従来の7割〜5割程度へと落ちていった
●8月にはいり、毎日17時ごろになると、冷や汗、手の震え、吐き気、不安、目の前が暗くなる、などの症状が出るようになり、低血糖か精神科の症状かどちらかだと思ったので、飴をなめる・デパス等を飲むなどしていた
●そのうち、毎日11時ごろにも同じような症状が出るようになった
●8月後半になり、椅子から立とうとしたり、歩いている途中に、壁や空気清浄機に突っ込んだり、斜めになっている地面でつまずき転ぶようになった
●ある事情から(伏せます)、精神科の症状のコントロールが悪いことを、自分でも感じている

「……回転性のめまいは感じる?」
「いえ、ありません」
「難聴になったと感じたことは?」
「メニエール病による難聴は、感じたことがありません。あ、それと」
「はい」
「外科のS先生が、9月30日に血液検査をしてくれはって。(結果を渡しながら)異常は特にないという結果で」
「……うわぁ、ここまでキレイやと、嬉しくなるね!」
「はい! 血糖値も十分ありますし」
「はははは(笑)」
「え?」
「いや、血糖値高いって心配する人が多いからさ」
「はははは(笑)」

「で、精神科の先生とはちゃんと話ができてる?」
「はい。あ、あの、循環器の先生に診て頂くようになって」
「うん」
「で、あの、20分か30分を超えて症状が続くときは、身体の病気を疑ったほうがいいかもしれないって、どっちかの先生が言ってはって」
「……」
「す、すいません、支離滅裂になってますね」
「いや、支離滅裂というより、今日はちょっとハイな感じはするけど(笑)」

「あの、ノートになんか書いてくださいっ!」
「うん、いいよ」
「『5億円、あげるよ』とか」
「5億円。5円置くんじゃなくて?」
「誰かの漫才でありましたね(笑)」

「手術したの、いつやった? 2000年やった?」
「2001年の2月ですね」
「そうか……。すごい時間経ってるなぁ」
「そうですね」

K先生、しばらく書いている。



「仕事……」
「うん……、そうやん。いったい何を悩んでるの?」
「あの、畳作ってる人がいるとするじゃないですか?」
「畳?」
「でも、その人は出来上がった畳を『俺が作ったんだぁ!』みたいに自慢しないじゃないですか」
「うん」
「自分が、そういうタイプなんですよ」
「は?」
「あの、芸術家と職人に分けた場合、職人タイプなんですよ、自分が」
「うん。なんかそれはわかる」
「で、現実とどう折り合っていくかというか……」
「でもさぁ、その畳作ってる人も、誰一人にも畳が喜ばれないより、結果的に誰かが喜んで使ってくれてる方が、嬉しくない?」
「それは、そうですね」

この後色々話してくださって。

「大切なことは、ふゆうさんが書いた記事で、助かる人がいるか、癒される人がいるか、ということやん」
「はい」
「それが、編集の人やったり、読者の人やったり、立場は色々やろうけど」
「はい」
「今、ふゆうさんが悩んでる部分ていうのは、仕事の結果としてついてきた部分やから、『それはそれで良い』んじゃない?」
「そうかな?」
「もちろん自分の人生やから、『どうしても嫌や、受け入れ難い』というなら、他人に突き動かされることはないし」
「ありがとうございます」

「今日、薬はどうする?」
「あの、思うんですけど、○○○を処方してもらえたら、全て解決する!」
「僕は耳鼻科医やから無理!」
「でも、□□□なら耳鼻科で出してもらえるから、それですべて解決!」
「刑務所に入るっていう解決(笑)?」
「それは嫌」
「じゃあ、出されへんなぁ」

イソバイドを30日分くらいいただく。ありがとうございました。ぺこり


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翌日、薬局にて

「ふゆうさん、何回も来てもらってごめんね」
「いえ、いいんですけど」
「もう一個、謝らなあかんねん」
「え、何ですか?」
「3か月前にふゆうさんのために入れたとき、この(写真右側)入れ物やったやん? それから今ままでに、パッケージ変わってるねん(写真左側)」
「はい」



「……」
「……」
「……かまわへんかな?」
「え、かまうべきですか(笑)?」
「ははははは(笑)」
「まぁ、オレンジのマークのダサさが良かったのに、異様にカッコよくなってるんが許せないですね(笑)」

「うん。会社の方針やろけど、僕らも変えられたら困るねん、ホンマ言うたら」
「そうなんですか?」
「患者さん、嫌がる人もいてはるねんねぇ」
「そうなんですか? でも、薬局さんに言われても困りますよね」
「今回はホンマ、ごめんなさいね」
「いえ、わざわざ私一人のために入れてくれて、ありがとうございます(笑)」

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2013年5月〜6月

ハント症候群になった話 をご覧ください。

2013年4月23日

耳鼻科のK先生のところへ行った。

「ふゆうさん」
「はい」
「今日はどうしたん?」
「BPPVになってることは、言ったほうがいいんですか?」
「…ははははは(笑)」
「え?」
「いきなりBPPVって言われたら、『何しに来たん(笑)?』ってことなるな」
※注:BPPVであるとはっきりしているなら、治療を急ぐ必要はなくなる※

「お薬、足りない?」
「吐き気止め」
「あぁ、要る?」
「いえ、あります」
「イソバイド、なくなった?」
「いえ、めっちゃあります」
「ははははは(爆笑)、何しに来たんよ(笑)?」

「話したいから(笑)?」
「おばあちゃんみたいやな〜(笑)」

「左のBPPV、治る?」
「耳石が代謝されたら治るよ。いつから?」
「17日頃です」
「なんで左だと思うの?」
「左を向いたときが、めまいがする」
「どんな時?」
「朝、目が覚めたとき」

「メニエール病の症状はある?」
「耳鳴り」
「聴力がな、8000ヘルツのとこが低いやん?」
「はい」
「そのせいやと思うけど」
「それと、脈の音が聴こえる」
「脈拍と同じリズムで打ってる?」
「はい、同じ。今、頻脈やからめっちゃすごい速く打ってます」←←←※この耳鳴りについて後述します。
「心臓、止めるわけにいかんもんな。循環器の先生は、今後のことはどうするって?」
「予約の日が明後日(4月25日)なんですよ」
「どうするのか、決まったら教えて」
「はい」

「あの」
「うん」
「メリスロンは欲しい」
「ほぉ。どのくらいいる?」
「BPPVが治るくらい」
「30回あればいい?」
「あ、あの、1日1回飲めれば大丈夫」

「メリスロンの1シートって、何錠やった?」
「10錠」
「じゃあ、10回分出そう」
「なぜ?」
「だって、あの、11錠とか出したとして、細かく切られたのって、なんか嫌やん?」
「え、なんで?」
「いや、なんか。だから僕は、14日とか出すのも、あんまり好きじゃないねんなー」
「こだわりですね(笑)」

「で、まぁ、色々あるけど」
「はい」
「頑張ってください」
「……何を?」
「何を? 仕事とか」
「頑張る前に、消えてそうに思います」
「いや、なんか不死鳥のように復活してそうやから」
「ありがとうございます」

今日はメリスロン10錠(1シート)をいただいて帰宅する。ありがとうございました。

※耳鳴りについて
この時「耳鳴り」と表現したのは「脈の音が聴こえる」というタイプのものでした。
2012年の後半より「頻脈になる。目の前が暗くなる。立てなくなる」ということが数度あり、2013年になって循環器の先生に診て頂くことになりました。

脈の音が聴こえることが、いつ始まったのかはもう覚えていません。気付いたときには「聴こえるのが当たり前」になっていました。
もともと、メニエール病の症状としての耳鳴りを「意識しない」という習慣が身に着いていますので、脈の音も「治らないものは気にしない」ことができるのです。

2013年4月、循環器の先生に頻脈を抑える「テノーミン(一般名:アテノロール)」という薬をいただくことになりました。

「6月の初めに、他の科で手術という手段を含めて、その後どうするかを選ぶことになってます。テノーミンを飲んでいることで、6月に選べる手段の幅が狭くなることはありますか?」
とお聞きしたところ、先生は
「いえ、それはありませんよ」
とお答えくださいました。それならばと、服用することに決めたのです。

このお薬は、飲み忘れ・飲み過ぎも危険です。女性のホルモン剤にもそういうお薬がありますよね。

そういうお薬を飲むとき、私はパッケージに日付を書き込むようにしています。

テノーミンを飲んでしばらくは、何がどう変わったのかわかりませんでした。
でも、数時間たって、ふと気づくと耳がすごく静かになってました。脈の音が聞こえないということが、こんなに快適だとは思わなかったので、かなり感動しています。

それまでは1分に120〜130程度もあった脈拍の数が、1分間に70程度まで下がり、息をするのが今までよりずーっと楽で、冷や汗が出たり、吐き気がすることもなくなりました。

循環器の先生にはこれからもお世話になります。日中の頻脈(寝てる間はむしろ遅い)の経過を診ていただくと共に、時々、血圧が乱高下することがある点も、心配してくださっています。
今後も、もし耳に何らかの症状が出た場合は、記録をしていこうと思います。

そして、私の耳鳴りはゼロになったわけではなく、メニエール病の症状としての耳鳴りは残っています。決して「テノーミンという薬が、耳鳴りを全て解決してくれる」というわけではない点に、ご注意いただけたらと思います。
今回は耳鳴りにも色々な種類と経過があることを、書き残しておくことにします。


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2013年3月6日

耳鼻科のK先生のところへ行った。咳がたくさん出ていたので、マスクをしていった。

医院ではまず聴力検査をしてもらう。
その後、診察室へ。

「ははははは(笑)」
「え? どうしたんですか?」

もしかして前の仕返しだろうか?

「さて、聴力やけど」
「今日、いいですよね?」
「うん、8000ヘルツは気になるけど」
「なりますか?」
「まぁ、前からやけど。低音のとこは聞こえてるよね」
「はい、自分でも聞きやすかった、です」

「あの、撮っといていいですか?」
「うんいいよ」

わざわざ撮りやすいようにカルテを広げてくれる。



「僕は撮ったらあかんで? アップとかされたらあかんし」
「指名手配でも、されてるんですか(笑)?」

「で、どうなん? 息するのは、今もしんどいの?」
「え、あの、昨日とかよりはいいかな?」
「……今も、呼吸が整ってないように感じるんやけど」
「ちょっと、吐くのが、しんどい、です」

K先生にノートを渡す。



「あはははは。止めたらあかんやろ?」
「いや、吸ったら吐かんといけませんやん?」
「止めてたら、二酸化炭素がたまってしまうやん」
「そうなんですが、筋肉が疲れます」

「で、今、その息は、楽になりそうかな? ひどくなってる感じはする?」
「なんか、脈拍がだーっと早くなって、15秒に28回打ってた」
「……その程度なら、精神的な理由かもしれないな」
「まぁ、恋の病とかでしょうね」
「……ふっ、まぁそれなら、治す薬も無いしねぇ(笑)」

K先生の話し方が、いつもと違う感じがして、とても申し訳なく、哀しい気持ちになった。それだけ心配をかけているのだ。

「お薬は、60日分で大丈夫?」
「はい。ていうか600日とかでも、もらえるんですか?」
「それは、地球の時間で?」
「……っ……っ……」
「地球の時間でなら無理」

負けた。

「あと、確定申告を代わりにやってくれる人」
「そうか、サラリーマンとは違うから、大変なんやな」
「それでも私、固定資産、ないから、楽なはずなんですけどね」

「良かった。安心した」
「そう、ですか?」
「しょうもない冗談言えるんやから、安心した」

しょうもない…しょうもない…しょうもない(T_T)

「じゃあ、また薬なくなる頃に」
「はい、ありがとう、ございました」

K先生、ありがとうございました。
次はK先生が、そんなに心配そうな話し方をしなくていいように、なれたらいいな。

なお、呼吸の乱れについては、夕方に内科のH先生にインタールとメプチンを吸入していただいたら、だいぶよくなり、声も普通に出せるようになった。

これが噂の600日分もとい、60日分のイソバイド。瓶に入ったのも好きだったけど、時代の流れには逆らえないんだな。

 
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2013年2月14日

K先生のところへ行く約束だった。
でも、人身事故で電車が止まり、振替輸送のバスに乗っても、特急を利用しても、もう間に合わないことが分かった。まず受付へ一報を入れ、K先生にも連絡する(K先生は診察中なので、リアルでは話ができないことは分かっていた)。



でも、ありがたいことに、K先生が時間を作ってくださり、お話しすることができた。

「今日は、ごめんな、来てもらって」
「いえ、とんでもないです。会いたかったです」
「元気そうで、良かった」
「本当に、ありがとうございます」

K先生には、いつもお世話になっているけれど、今日ほど「K先生に会えてよかった」と思ったことはない。

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2012年10月17日

耳鼻科のK先生のところへ行った。K先生が異動されたことに伴い、今日から私も別の医院でK先生に診ていただくことにした。

「おはようございます」
「はい、おはよう(画面を見ながら)。えっと、手術したのっていつやったかな?」
「20……01年の2月、わはははははは(笑)」

●担当医の先生が変わるときなど、何度も質問されて反射的に返事できるようになっている
●今日に限って、2011年という数値が頭に思い浮かんで、「間違えないようにしなければ」と、頭の中のイメージを打ち消しながらしゃべった
という事情で、笑いがこみあげてきてしまった。

「なっ? どうしたん(笑)?」
「すみません」
「あのな、いきなり、そんだけ笑う患者さんって、まずいないわ(笑)」
「あの何回もこの質問、あったよなって思ってて」
「ごめん、ごめん。ここにも書いておかんといけないから」

「仕事、めちゃがんばってるよね」
「ありがとうございます」
「ほんま、スゴイと思うわ」
「そうですか? ありがとうございます」

「で、今日は、調子はどうかな?」
「あの、9月に腸炎になったことがあって」
「腸炎」
「はい。それで、CRPや熱が上がったり、なんやらかんやらで、熱とかあると耳の感覚がおかしくなるじゃないですか?」
「そうかな?」
「耳が本当におかしいというより、自分の感じ方が」
「はい」
「ずっと耳が詰まった感じ(耳閉感)があるけど、落ち着いてから来たほうがいいのか、どうしようかって思ってたんです」

「疲れたんかな?」
「そうかも」
「仕事、がんばりすぎてはない?」
「うーん」
「寝不足とかは?」
「あの、喘息がこのところ出ていて、寝不足にはなってるかな」
「まぁ、あれやな。オファーがあるときに受けていくっていうのも、大事やからな」
「そうですね」

「あと、有酸素運動とかは?」
「駅一個くらい歩く」
「それは、日常生活の一部やん(笑)?」
「まぁ、そうです(笑)」
「そうじゃなくて、なんかジョギングとかそういう系」
「□□は好き」
「□□そのものは、いいねんけど、変な団体(何かの勧誘など)には気をつけんといかんで」
「はい、気を付けます」

「水分は、しっかり摂ってる?」
「あの、腸炎になったときに」
「はい」
「脱水症状が出てきて」
「ほぉ」
「お腹の痛さとかより、脱水症状で『これはまずい』ってなって、内科の先生のところへ行ったっていう経緯があるんですよ。だから、この2か月に関しては、気を付けてはいたけど、不足だったかもしれませんね」
「それは大変やったね」

「今、薬は出してたっけ?」
「イソバイド」
「1日には?」
「20mlを朝晩」
「スティックやった?」
「え、瓶」
「あ、そうか、お城とか作ってたなぁ(笑)」
「はははは」
「他は何やったかな?」
「メリスロンはもっているけど、今は飲んではいないです」

「そっかそっか。ほか欲しい薬は?」
「欲しい薬、言っていいんですか(゜-゜)?」
「うん。いや、あの、変な薬あかんで?」
「変じゃなければいいんですねっ(^O^)/」
「変なっていうか、ふゆうさんに効く薬で、耳鼻科の薬じゃないとあかんで?」
「……」
「じゃぁ、以上ということで」
「あうぅ(T_T)」

「今日は聴力を計らないんですか?」
「え、計りたい?」
「先生は計りたくない?」
「いや、初診やから(笑)、そりゃ患者さんと相談やけどな(笑)。これからは、あらかじめ計っといてもらうことになるけどな」
「はい」
「よし、じゃあ、計っとくか」
「ノートになんか書いてくださいますか?」
「うん、検査行っている間に書いておくな」
「ありがとうございます」

検査の部屋へ行く。私にとって斬新な検査の仕方だったので色々驚く。

再びK先生のところへ。

「今までの検査の結果って持ってる? 今日のこれは今まで通りかな?」
「ノートに貼ってるんですけど、似てると思います」

ノートを渡してくれる。

「特に、この8000ヘルツのところが、気になるねんけど」
「あぁああ、言われればそうですが、計り方がずいぶん違ったので、私もぼーっとしてたかもしれない。ずいぶん丁寧にみてくださるんで、驚きました」
「うん、そうやな、検査のやり方かもしれへんから、経過を見ていきましょう」
「はい」

「メッセージも一応書いてるから」
「ありがとうございます」

ページを開けようとしたら。

「待って待って。出てから見て」
「え(笑)? わかりました。ありがとうございます」

今日は、すぐ近くの薬局で、イソバイドをいただいて帰宅する。ありがとうございました。ぺこり。



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【お知らせ】
以下、過去ログの収集を少しずつ進めていきます。しばらく時間をください。

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