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BPPVが治るまでの話

BPPVになった話」を書いてから
「良くなる流れを知りたい」というご質問をいただいております。

特に、めまいなどの症状が
●ある日を境に、キレイになくなるのか?
●徐々に軽減していって、楽になっていくのか?

という点を、ご質問いただきます。

ただ私自身、初めての経験ですので、
「数週間〜1ヶ月が経ってみないと、お答えできないんです」
と申し上げるしかなく、お役に立てませんでした。

ご質問へのお答えとなれば、と思い、その後の経過を書かせていただきます。

3月25日までは「BPPVになった話」に掲載しております。

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私の症状と、症状が消えていく流れ

【注意】
私の症状ですので、全てのBPPVの方が、同じ経過をたどるとは限りません。


1.・・・発病16日目まで
  深夜・寝る前のめまい

2.・・・発病13日目まで
  朝・目覚めてから起き上がるまでのめまい

3.・・・発病10日目まで
  パソコンを使い、横書きの文字列を読んでいるときのめまい

4.・・・発病8日目まで
  日中、家事などの動作に伴うめまい
  (特に、ある動作をしていて、急に別の動きをした場合のめまい)

5.・・・発病7日目まで
  長い道路を歩いているとき、スーパーの人ごみの中など、
  目標物を定めにくい場所で、歩行しているときのめまい


初めは1.〜5.までの症状があったのですが、
徐々に5.から順に症状がなくなっていき、最後に1.が残りました。

最後に残った1.も短時間でめまいが止まるようになっていきました。

私は、体を動かしているときのほうが楽で、
あまり動かないとき、寝ているときのほうが、症状が出やすかったです。

3月26日、27日 (発病から5日目、6日目)

土日だったため、仕事でも大きな動きはなく、
のんびり過ごせました。

めまいは、夜寝るとき・朝目が覚めたときなど、
横になっているときのほうがひどかったです。

また、日常の動作では、
「ある動作をしていて、急に別の動作に移ったとき」
にめまいがひどくなったように思います。

たとえば、
「掃除機をかけているときに、何か拾おうとした」
「洗い物をしているときに、
 すこし離れたところにあるものを、急に取ろうとした」
などのときに、めまいが起こるように思いました。

吐き気・胸のあたりが重苦しい感じは多少あったのですが、
抗不安薬デパスを服用すると、楽になりました。

3月28日 (発病から7日目)

めまいと吐き気が強く、
デパス・ナウゼリンを何度か服用しています。

この日は、外科で乳腺・胃腸の診察を受けました。

プロラクチン値が高いことから、
乳腺のエコーを撮影することになります。

後から思えば、エコーのために横になりますし、
腕を頭のほうに上げる姿勢をとりますので、
めまいが起こりやすかったのかもしれませんし、
久しぶりの検査なので、緊張もあったかもしれません。

外科のS先生にBPPVのことを話し、
つなぎでナウゼリンを処方してもらえるようお願いしています。

※以下は、あくまで私の場合です。
全員にこの処方が必要というわけではありません。


「私には、その病気のことはよくわからんけど、
 ナウゼリンより、ガスモチンのほうが、合うような気がする」
「え、そうなんですか?」

「うん、原因になる病気があるんなら、今はそのほうが楽やと思う。
 ナウゼリンは、胃の動きを活発にして、
 胃の内容物を送りだすことで吐き気を抑えるねん。
 ガスモチンは、胃だけじゃなく、腸にもそういう効果があるから」
「へぇえ、そうなですか?」

「そういうことなんで、ガスモチン21回分と、
 慣れてるナウゼリンもあったほうが安心やろうから、21回分出すから、
 気分が悪い時は、ガスモチンのほうを使って。そのほうが楽になるよ」
「ありがとうございます」

こうして、ガスモチン、ナウゼリンをいただくことになりました。

3月29日〜31日 (発病から8〜10日目)


寝ているときのめまいはありました。

午前中は吐き気、胸が重苦しい感じはなくなり、
とても楽に過ごせるようになりました。

パソコンを長時間使い、横書きの文字列を見ていると、
14時を回った頃から、時々めまいを感じる
ようになりました。

この時期、意識的に
「55分作業をしたら、5分は体を動かす」
というリズムを作っていました。

4月1日 (発病から11日目)

布団に入るとめまいは起こりますが、
短時間で治まることもわかっていますし、
つらい場合には起き上がればいいことから、
精神的にはずいぶん落ち着いています。

日常の動作では、めまいが起こらなく、
吐き気などもほとんど感じず、

「胸のつかえが取れた感じ」とはこのことか、と考えます。

内科・皮膚科の先生に、皮膚炎の状況を診ていただき、
アレルギーの薬などをいただく診察に、行きました。

腕、肩、背中のアトピー性皮膚炎がけっこうひどくなっているのは、
自分でもわかっていました。

それとは別に、顔や首の皮膚が赤くなっていること、
おそらくアトピー性皮膚炎ではないこと、
経過観察をする必要なものであることを言われ、驚きます。

BPPVのこと、アトピー性皮膚炎のこと、乳腺のトラブルのことなど、
良性の疾患が次々に起こるというのは、
私自身の健康管理がうまく行っていないためではないか、
反省しなければならないと考えます。


4月2日 (発病から12日目)


この日、NHK連続テレビ小説「てっぱん」の最終回でした。

毎日見ていたわけではないですが、
最終回は必ず見なければ!!と思い、8時前には起き出します。
別に、再放送を見ても良かったんだと思いますが。。。

このとき、めまいのことを全く憶えていないんです。
めまいがしたのか、しなかったのか、今になると全くわかりません。

人間の心ってすごいですね。

「てっぱん」は無事に見ることができて良かったのですが、
「健康管理のことを反省しなければならない」という思いが強くなりすぎて、
午前中はすこし落ち込んでいます。
いつの間にか、再び眠ってしまったようです。

このときも、
目が覚めたときは、めまいはありましたが、
眠る前のことはよく憶えていません。

4月3日 (発病から13日目)


昨日の経験から
「目が覚めたときにこれをやる!!」と決めておけば、
精神的に楽なのではないか、
と思います。
そこで、
「朝のうちに、資料を整理して掃除をしよう」と決めていました。
(実際に、整理・掃除の作業をしたのは1時間ほどでした)

また、生活習慣で改めたかったところを、この機会に改めようと考え、
しばらくサボっていた筋トレを、少しずつ再開しました。

この日、日中はめまいを感じることはありませんでした。

4月4日 (発病から14日目)


目覚めたときのめまいも、ごく短時間で済み、
日中もめまいはなく、快適に過ごしていました。


夕方、仕事関係の書類を読み始めたときのことです。
目の前に水をぶちまけられて、景色が流れてしまったような、
奇妙なめまいのような感覚が、ホンの一瞬ありました。


実は、この書類の内容が、私には荷が重いものだったのです。
かつて、「私の能力では無理」と思い、全力で逃走した案件なのですが、
再びめぐり合うということは、縁があるのかもしれません。

「私には無理では・・・」と思いながら書類を読んでいると、
先述のような変な感覚に襲われたのです。

こういった心因性の症状(今回はめまい?)の特効薬は、
「まずは不安と正面から向き合うこと」だと思っています
ので
「やれることから、やります」と返事をします。

この日は、精神的に落ち着かなかったのか、なかなか寝付けませんでした。

4月5日 (発病から15日目)


朝、目覚めたときのめまいは、ごく短時間で治まります。

日中のめまいはなく、快適に過ごせるようになりました。

夕焼け空を見て「日が長くなったな」と思いました。

BPPVのことを思い出すのは、寝る前だけになりました。

4月6日 (発病から16日目)


朝と日中は、めまいは気にせず、快適に過ごすことができます。

話はすこし逸れるのですが。

昨年の誕生日に、小型のヒマワリを育てることのできるキットを、
プレゼントしてくださった方がいました。

ところが、
種を植えると、せっかくいただいたプレゼントがなくなってしまう。
もし、うまく育たなかったら、哀しくなってしまう。

そう思うと、なかなか植えつけられなかったのです。

3月の半ばになり、
「芽を出すチャンスも与えられず、種のまま一生を終わるというのは、
 種にとって、とても不幸なことだ。
 そんな一生を送らせてしまうとしたら、それは私のワガママだ」
と思うことができたのです。

この日、淡いグリーンの芽が、土から顔を出していることに気づきました。
希望という言葉に色があるとしたら、こんな色だろうと思います。

人間の人生でも同ではないでしょうか?
歩き出さなければ、挫折もないかもしれませんが、喜びもありませんよね。

最後まで残っていた、眠る前のめまいですが、この日はごく短時間で治まります。

4月7日 (発病から17日目)

朝、昼、夜を通して症状がなかったため、
「BPPVが治るまでの話」を、ここでいったん終了することに決めます。

今後、新しい展開があれば追記いたします。

終わりに

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

下記の3つの話は、
「症状がいったん落ち着いてから、わが身に起こったことを振り返る」
という形で書きました。

入院日記
再発の記録
BPPVになった話

それに対して、この「BPPVが治るまでの話」は、
「自分に起こっていることと、記録することがほぼ同時に進む」という形でした。

臨場感があったかもしれませんが、
私自身が冷静になりきれていないため、伝わりづらい点もあったでしょう。

そのような文章ですが、少しでも皆様のお役に立てましたら、幸いです。
本当に、ありがとうございました。



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