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明るいのは生まれつきですか?

Q.1 明るいのは生まれつきですか?

A.1 ご質問がこの文章のみだったので、逆にお時間がかかってしまいました。すみません。

明るいと思われているなら、それは誤解です。したがって、生まれつきでも、なんでもありません。

内リンパ嚢開放術を受けた当時は、「暗い・ネガティブ」というより「頼りない・消えそうだ」というイメージがぴったりだったかと思います。メニエール病とは別の問題もあって、うつ状態がひどかったです。トレドミンという、当時は新しかったSNRI(抗うつ剤)を処方して頂いておりました。

また、生来の性格で「何でも突き詰めて考えてしまう」ところがあります。
当時は若かったですから「白黒つかないことは、気持ち悪い。グレーの状態を受け止めきれない」という幼さもありましたね。大人だったら「グレーはグレーのまま」受け止められるのですが、子どもだからこそ「これは白、これは黒」とより分けて、早く楽になりたかったんでしょう。

そういうやり方が行き詰る・息詰まるようになり、うつ状態に拍車をかけたのだと、今は思います。

明るいかどうか、わかりませんが、少しでも楽に感じられるようになったのは「物事の白黒は、まったく別の物ではない」とわかってきたからでしょう。

「白があるから、黒いということがわかる。黒があるから、白いということがわかる」というように、物事には多面性があることが、わかるようになって、楽になったのかなと思います。

「悪いこと・ツイてないこと・悲しいこと」というのは、一時的にはつらい。
でも、それらがあるから「楽しいこと・嬉しいこと・喜ばしいこと」を、ありがたく感じるのだということ。
「落ち込み切ったら、あとは上を向くしかない」ということ。

それらが、わかるようになって、楽になった・明るく考えられるようになったと言えるでしょうか。

質問のお答えになったかどうか、わかりませんが。

「明るいのは生まれつきでも、なんでもないです」
「ただ、ものの見方・考え方は変えることができます」
「変えたほうが、メニエール病をはじめ、様々なことが楽になるなら、つまんないプライド・こだわりは捨てて、変えて行けばいいと思います」

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