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めまいの原因

メニエール病の症状以外にも、 めまいの原因は多数考えられます。
私自身、勉強しながらですが、ご紹介しましょう。

○●耳の病気によるもの●○

良性発作性頭位めまい
これは「耳」が原因で起こるめまいのなかで、最も頻度の高いものです。
内耳の前庭器官に異常が生じたためにおこる病気と考えられています。
前庭器官というところは、頭の位置を認識する大事な役割を担っているのですが、
異常が生じると頭の位置の変化に過剰反応することもあるのです。

ハント症候群
ハント症候群は、ベル麻痺と同じく「顔面の麻痺」がおもな症状となります。
耳や耳の穴に水疱、かさぶたが生じる点が、ベル麻痺とは異なる点です。
耳や耳の穴の周囲に帯状疱疹の感染が及んだ場合に、顔面神経だけではなく、
内耳の神経を侵すことによって難聴、耳鳴り、めまいが起こります。

前庭神経炎
片側内耳の前庭器官が急激に障害され、突発的にめまいが起こる病気です。
原因は不明ですが、発症する前に風邪のような症状を感じる人が多いため、
ウィルス感染などが原因かもしれないと、推測されています。

突発性難聴
突発性難聴は、内耳の蝸牛が障害を受けたためにおこる病気です。
突然に発生する難聴がおもな症状です。
通常、片耳に発生することが多いです。めまい、吐き気を伴うこともあります。

外リンパ瘻
中耳と内耳の間にある内耳窓(ないじそう)というところに、
穿孔が生じる(孔が空く)ために、難聴、めまいを発生する病気です。
重い物を持ち上げる、運ぶなどの力仕事をする、
トイレでいきむ、鼻をかむ、海に潜るなどの動作により、
髄液圧・中耳圧が急激に上昇した場合に、起こることがしられています。

真珠腫性中耳炎
本来、ぴんと張った状態のはずの鼓膜の一部が、奥に入り込んでいきます。
強い炎症、骨破壊を生じます。
症状としては、耳だれ、難聴、めまい、耳鳴り、
顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)などを合併していきますし、
進行すれば命に関わる場合もあります。

耳性帯状疱疹(ラムゼ・ハント症候群)
その名のとおり、耳やその周囲が帯状疱疹にかかっている状態です。
顔面神経麻痺、内耳神経症状(難聴・めまい)を伴うこともあります。

○●耳の怪我によるもの●○

鼓膜損傷
鼓膜損傷は、鼓膜に傷がつくということです。
耳かきや綿棒による耳そうじ関連のものが、原因の半数弱を占めているそうです。
そして、ビンタを食らわした、という場合の損傷や、スポーツによる損傷が、残りの原因のようですね。

外耳道異物
耳に何か異物が入った状態です。虫が入ってしまうこともあります。
それらを取り出す際に、外耳道や鼓膜を傷つけないことが重要ですので、
無理をせず、耳鼻科の先生に診ていただきましょう。

○●他の病気によるもの●○

起立性低血圧症
起立性低血圧症は、起き上がったとき、立ち上がったときに、
ふらつきやめまい、疲れやすい、動悸、
視野のかすみ、目の前が真っ暗になる感じ、時には失神などを起こす病気です。
生活指導を含めた一般療法と薬物療法が行われるようです。

アナフィラキシーショック
これは、激烈なアレルギー反応のことで、命を落としてしまうというケースもあります。
メニエール病のような、悠長なめまいではないです。
私が個人的に、思い入れのある症状なので、書かせていただきました。

一過性脳虚血発作
一過性脳虚血発作(TIA)とは、脳の血流が一過性に悪くなり、
運動麻痺、感覚障害などの症状が現れること、
数分〜24時間以内にその症状が完全に消失すること、という発作が現れるものです。
脳梗塞の前触れとして重要です。

脊髄小脳変性症(遺伝しないもの)
遺伝しない脊髄小脳変性症は、歩行時のふらつきから、
発症するということが、よく言われています。
話す時にろれつが回らない、手足が震える、足のつっぱり、眼の動きが制限される、
というような症状を複合して進行していく病気です。

他にもあります。
後日、追加していくこととします。
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