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今日から病気も友達 (MyISBN - デザインエッグ社)

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ちょっとだけ怪しい行動

メニエール病めまい発作を予防するには、
ストレスを軽減したり、小さな楽しみを持ったりすることが、有効です。
私が持っている「小さな楽しみ」をご紹介します。

※※※ただし、医学的根拠に基づくものではなく、私の趣味に基づくものです。
  素っ頓狂な方法も含まれている可能性があります※※※


メニエール病を重症化させてしまう人の中には、
次のような性格を持つ人がいます。
・他人の評価を気にする
・恥をかくことを恐れる
・自分の行動を「相手が何を期待するか」によって選ぶ

これらは、悪い面ばかりではありません。
それは、現代日本の若者の姿を見ると、良く分かります。
彼らの全員がそうだ、と決めつけはしませんが、彼らの行動は・・・

・電車の車内でご飯を食べる
・大音量で音楽を聞く
・地べたに座り込む

これらは、恥を知らない行動に見えます。

これらの行動を見ていると
「恥をかくことを恐れる」「他人の目を気にする」ということは、良い面もあると分かります。

一方でこれらの行動は「同じような行動をしている人」の仲間意識を強化するために、
わざと行っているようにも見えます。
これらは他人の目を意識して行っているようにも、見えるのです。

私はかつて、電車内でカップラーメンを食べている女子高生に出くわし、
激しいショックを受けましたが、彼女たちは、私など見向きもせず、仲間と笑いあっていたものです。

こうした傍若無人な方々もいる一方で、
・郵便振込の仕方といった、窓口の人に聞けばわかることを、事前にインターネットで検索する
・ネクタイの締め方を、友人や親に聞かずにGoogle検索する
といった慎重さ、恥をかくことを恐れる気持ちを、持っている人もいるようです。

これらの面を持ちながらも、多くの若い人は、
大人になるにつれて「中庸」を選べるようになるのでは、ないでしょうか? 
人間が直面する「場面」「場合」というのは様々であり、
画一的なマナーが通用しないこともあります。
だんだんと、その場にふさわしい行動を、選べるようになっていきます。

しかし、どこか「他人の気持ちになる」ことを美徳とする部分だけが、
突出してしまうような人もいます。
エラそうに書いていますが、私自身にもそういうところがあります。
こういう「判断基準が他人の気持ち」となっている人は、
自分の中にストレスをためつつも、相手の気持ちを優先する行動に出がちです。
こういった場合、メニエール病が悪化することになります。


メニエール病が辛くなると、
日々、身の周りで起こっている変化に、気付かなくなります。
たとえば、四季の移り変わりに気付かないといった場合もあります。

また、たとえば、洗濯物がたまっているのに、放置してしまうとか、
流しに洗い物がたまっていても、なんとなく片付けないですごしてしまう、といったことです。
これらは、メニエール病患者の
「頑固で融通がきかない」「完ぺき主義」ということが、現れている場合もあります。

なぜならば、完璧主義というのを掃除や洗い物に当てはめて考えると 「チリ一つ無い状態にしなければ嫌だ」
「汚れている食器が一つでもあるのは、良くない」という考えにつながります。

そしてそれらは
「チリが一つでもあるのは、掃除をまったくしないのと同じ」
「汚れた食器が、一つでも放置されているのは、まったく洗い物をしていないのと同じ」
といった心理状態を引き起すからです。
こうしてあるとき、突然、投げ遣りになってしまうのです。


ところで、私は時々、変わっていると言われます。
それは、イソバイドの瓶を60本以上ためて、本当に芸術作品(?)を作ったことなどからも、
お分かりいただけるかもしれません。

こういった「他人から見れば、明かに怪しげ」な行動であっても
「変わった趣味の人だ」で済む行動というのは、あります。
他人にあまり害のない行動であっても、
メニエール病患者の、
いわゆる「お堅い」性格を持つ人にとっては、高いハードルとなる場合があります。
恥をかくことを恐れる性格は、こうした行動にブレーキをかけます。

しかし、たまには羽目をはずしてみませんか?

確かに、真面目で融通がきかないと考えられていたメニエール病患者が、
こういった小さいけれども怪しい行動を取ると、
ウケるよりもまず「どうしたんですか?」と心配されるかもしれません。
しかし、メニエール病を発症してしまったあなたなら、大丈夫です。
他人に害をなすことの無い程度の、
「ささやかな」怪しい行動を、適切に選択できます。

ちょっとだけ怪しいと思われる行動を一つ、実行に移してみましょう。

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