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内リンパ嚢手術とアポロ14号 Xさんの投稿
パイロットはメニエール病と診断されると免許が剥脱され、
治療を受けても飛行機を操縦することはできません。
しかし、メニエール病患者でありながら月に降り立った宇宙飛行士がいる
のをご存知でしょうか。アメリカの宇宙飛行士アラン・シェパードです。
シェパードは、マーキュリー計画で弾道飛行を行い、
アメリカ人として初めて大気圏を越え宇宙に到達した宇宙飛行士です。
月への飛行を目指して訓練を受けている最中の1961年に、
突然メニエール病の発作に襲われました。
めまい発作を繰り返しながらもシェパードはその後も月への情熱を失わず、
NASAの教官として復帰を目指していました。
発症から5年後、ロスのウィリアム・ハウスによって
内リンパ嚢手術を受けたシェパードは、めまい発作から完全に解放されました。
1971年2月、失敗に終わったアポロ13号(トム・ハンクスの映画で有名)の
次のミッションを任されたシェパードは、アポロ14号の船長として月面に降り立ちました。
その時、隠し持っていたゴルフ・クラブとゴルフ・ボールで
月面でのゴルフをカメラの前で披露したのもシェパードでした。
美辞ん堂ふゆうより-----
Xさん、投稿をありがとうございました。
パイロットとは、大変厳しい職業なのですね。
途中でメニエール病をはじめ、何かの病気で発作を起こし、
操縦が不能になったら、大変なことになりますから、
そのような厳しい制限が設けられているのでしょうね。
シェパード氏の素晴らしいところは、その情熱を持ち続け、
教官などの、当初の予定とは違った方法を探してでも
、\
NASAに復帰しようとし続けたことですね。そのような前向きな気持ちが、
ウィリアム・ハウス医師との出会い、
内リンパ嚢手術という方法の選択へと、つながったのでしょう。
本当にためになるお話を、ありがとうございました。
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